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2024年9月18日、「NCPR(新生児蘇生法)Aコース」の講習を受講しました。
この講習会は、出生時に胎外呼吸循環に順調に移行できない新生児に対して、いかにして心肺蘇生法を実践するかを学ぶことが目的です。
日本周産期・新生児医学会では、2007年から「すべての分娩に新生児蘇生法を習得した医療スタッフが新生児の担当者として立ち会うことができる体制」の確立をめざし、新生児蘇生法(NCPR)普及事業をスタートしました。
本学別科助産専攻では開設初年度より実施しています。
このAコースでは、気管挿管や薬物投与も含めた高度な新生児蘇生法の習得をめざします。 講師にNCPRインストラクターの資格を有する青森県立中央病院総合周産期医療センター 新生児科の副部長 矢本明音先生をお招きしました。
矢本先生が、新生児蘇生モデル人形をタブレットによるワイヤレス操作で「心音」「呼吸音」「泣声」を設定し、学生たちは、NCPRのアルゴリズムに沿って、新生児がどういう状況なのかを把握し、今行っている処置をそのまま続けるのか、新たに別の処置が必要なのか判断し対応していました。
学生たちは、来年4月から助産師として、小さな命を護り、救う立場になります。
今日、学んだことを実践できるように自己研鑽し続けるよう願っています。