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2021年1月13日、助産実践研究のケースレポート報告会を行いました。
ケースレポートは、実践力の向上をめざして作成します。
学生たちは、これまでの実習で経験した中から特に検討したいケースを一人1事例選出し、12月初めから1か月半をかけて、より良い助産実践を熟考してきました。
毎年様々なテーマがとりあげられますが、3期生は「死産を経験した母親の次子出産時のケア」、「不安やさみしさを訴える産婦に対する妊娠期を含めた継続的支援からの学び」、「母親役割獲得を促進するための必要なケアについて~ラモナ・マーサーの母親役割移行過程理論による役割獲得に影響を及ぼす要因に沿った振り返り~」などが報告されました。
発表後のディスカッションでは、それぞれの実践や考えについて意見が交わされ、他の学生の実践からも多くの学びを得たようです。
コロナ禍での講義・演習・実習は制限も多く、状況に応じて速やかに柔軟に対応することが求められ続けた1年でしたが、出会うことのできたたくさんの妊産褥婦・新生児から貴重な学びを得て、助産観を培い、実践力を養うことができました。感謝の気持ちを胸に、2月の助産師国家試験に向けて最後の奮闘を続けます。