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2021年12月10日、看護学部・保健師教育課程3年生が、青森市妙見地区をメインフィールドとした地域の支援実習について、実習の学びの報告会を開催しました。
本学保健師教育課程では、妙見地区を管轄する青森市南地域包括支援センターの指導をいただきながら、3年次から地域に出向く実習を通して「看護の対象としての“地域”を見る視点」を育てています。
今年度は新型コロナウィルス感染症の予防対策をし、妙見地区の皆さんのご協力のもと、実習に臨みました。
実習はまず、住宅地図を頼りに、妙見地区の地区踏査と毎戸訪問から始まります。
地域の環境や特徴、暮らしに必要な施設や社会資源等を把握したり、商店や食堂、ご家庭に訪問してインタビューしながら地域の特徴などを教えていただきます。
地区踏査と毎戸訪問によって、小さな住宅地図は大きな妙見地区マップに生まれ変わり、そこには妙見地区の魅力や地域が持つ強みの発見など、多くの学びの足跡がありました。
その他、ロコトレの場やまちなかキャンパス公開講座など地域の方々が集まる場での健康チェック・健康教育実習を通じ、個人から家族、集団、地域に視点を広げる保健師活動の大切さが報告されていました。
妙見地区の皆さんも報告会に毎年参加して、発表について多くのご助言をくださいます。地区の皆さんとともに、住民全体で取り組む住みよいまちづくりの現状や課題についての意見交換ができ、さらに学生の学びの視点が広がる機会となりました。
これからも妙見地区をはじめとした大学周辺地域とのつながりを大切にし、地域の皆さんとの交流からたくさん学ばせていただきたいと思います。