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青森中央学院大学強化指定部の指導理念

1 大学運動部の意義・目的

大学運動部の本質的意義・目的は、部員の「学生」としての成長、即ち全人的な人間教育である。よって、部活動は課外活動という位置づけではあるが、あくまでも大学が提供する「教育」の一環であり、学問による教養に加えてスポーツ活動をとおして人格を磨くことにより、社会に貢献できる人材の育成を目指すものである。

2 本学強化指定運動部の目標

本学の学生の本分は、勉学、スポーツ、その他の諸活動を含めた多様な活動からの「学び」である。
強化指定運動部員は、「文武両道」即ち学業とスポーツの両立を図り、正課教育の授業と課外活動の部活動の両方の相乗効果によって競技者として、学生として、そして人として成長していくことを目指す。

3 目標達成のための指導の要点

(1)学生のキャリア形成(単位取得→卒業→就職)を第一に

正課の授業を学生生活における優先順位の筆頭に置き、学業と競技の適正なバランスを確保する。
授業出席と部活動参加が文武両道へのスタートラインであり、学問とスポーツで得たものを相互に活用することによって両者の成果が向上し、自身のキャリア能力の発展につながることを理解させる。

(2)自立性を尊重し、引き出すコーチングを

指導者は「教え込み」から脱却し、アスリートが自らの可能性を引き出す「コーチング」を心がける。
部員と常に対話し、自治的活動をサポートするなど自主的に考えさせることを重視して課題解決能力の育成を図り、学生の自立を推進する。
「受け身」の状態では課題解決能力は向上しない。学生が自分の強み、チームメイトの強みを引き出すことでスポーツの成果向上、ライフスキル(自立する力)の向上につながる。

(3)倫理観の醸成

スポーツによる人格形成の最大の長所であり、社会から認められる人材として重要な要素となる公平・公正、フェアプレイ、リスペクトなどの倫理観について丁寧に指導するとともに、挨拶や言葉遣い、身だしなみなどの基本的マナーについてもしっかりと身につけさせる。

(4)部外【大学コミュニティ(一般学生・教職員等)、地域社会】との接点確保

各部は、大学コミュニティや地域社会に対してスポーツの魅力を伝え、スポーツで得たことを積極的に還元する機会を設け、各方面から快く応援される存在となるよう努力する。
学生は、部外との関りを通じて多様な価値観や思考体系に触れることで広い視野や社会性を獲得し、これを部内に持ち帰って課題解決に適用させながら成長していく。運動部員はコミュニティの代表、大学のアイデンティティであるという意識を持ちつつ、積極的に部外との交流を図っていく必要がある。

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