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2026年3月14日、看護学部公衆衛生看護学領域の研究活動の一環として、青森県保健師自主学習会「Step1」との共催研修会を開催しました。
メインテーマに「青森の風土に花開いた保健師の歴史-保健師魂の継承-」を掲げ、講演とパネルディスカッションを通じて、本県特有の保健師活動の歩みと未来への展望を共有しました。
国立ハンセン病資料館の木村哲也氏を講師に迎え、民俗学の視点から青森県独自の「保健婦派遣制」の意義についてご講演いただきました。
高知県や沖縄県との比較を通じ、当時の青森県の保健婦活動が全国的にも極めて独自性の高い実践であったことが示され、先人たちが地域に深く入り込み、信念を持って築き上げた知恵と工夫の歴史を学びました。
本学看護学部の菊池美智子講師がコーディネーターを務めた第2部のパネルディスカッションでは、自主学習会「Step1」の歴代代表らが登壇し、32年間にわたり県内保健師の学びと連帯を支えてきた活動の軌跡が語られました。
コロナ禍を経て「つながり」の価値を再確認し、時代の変化や社会情勢に合わせ、多様な学びの形を模索しながらも若手へとバトンを繋いできたプロセスは、参加者にとって自身の活動の土台を再確認する貴重な機会となりました。
講師の木村氏からは、青森県内で自主学習会が長年継続してきた点について、「極めて高い主体性と学習文化の蓄積がある」との評価をいただきました。住民のニーズを丁寧に把握し、制度改善へとつなげてきた本県特有の保健師活動の歴史を誇りに、課題を語り合い共有し続けることの大切さが改めて強調されました。
本研修会は、本県の地域保健を支えてきた保健師自主学習会の歩みを振り返り、未来へつなぐ貴重な研鑽の場となりました。