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2025年5月24日の第1回公開講座は、本学看護学部の木立るり子教授、山田基矢講師による「あなたならどうする? -バーチャル家族で考える災害時意思決定ゲーム-」と題して開催しました。
講座前半では、ゲームを通じて避難について考える前提として、放射線、放射能、放射性物質の「何?」や単位、被ばくの低減原則や健康への影響などの基礎的な復習のほか、原発事故の際の避難指示と避難の経緯、当時の住民の声を紹介しました。
後半では、災害時の避難を決める家族の意思決定ゲームとして、長期避難となる放射線災害を想定した「バーチャル家族ロールプレイ」に取り組みました。4つの5人家族ができ、世代や社会的立場、都合が異なる家族成員が話し合いながら、家族としての意思決定を行いました。
今回は高校生が数人参加し、世代の違いがリアルになりやすかったと思われます。家族みんなの思いを聞き、だれかの利益や都合に合わせるのでなく、家族がまとまってどうするかを話し合う必要を感じてもらえたようです。