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青森県の「あおもり防災ウィーク」関連事業として、2024年11月26日、本学を会場に、「令和6年度 防災講演会」を開催しました。
講演 菊池のどか氏「『いのちてんでんこ』~東日本大震災の被災体験~」
講師の菊池のどかさんは、岩手県釜石市に生まれ、中学3年生のときに東日本大震災に遭い、津波から必死で逃げ、避難所生活を経験しました。今回の講演では、当時の様子やその時の気持ちを率直に語ってくださいました。
また、大学進学後に向き合った学問としての防災の限界や、家族を介護した経験から避難行動要支援者の災害時避難や訓練参加の難しさも問題意識として持つようになった菊池さんは、現在、震災の語り部として全国各地で防災意識普及啓発活動に尽力しています。
今の大学2年生以下は、ほとんどが東日本大震災当時は未就学です。震災の記憶の風化が懸念されるなか、今回の講演を少しでも自分事としてとらえ、防災意識の向上に役立つことを期待します。
経験や記憶を次世代に継承していくこと、災害・防災を自分事として捉えることの大事さを改めて学びました。