平成27年度公益財団法人中島記念国際交流財団助成による留学生地域交流事業
「未来をつくる人財育成プロジェクト~「わ」も「な」も地球人~」
異文化理解講座メニュー
■メニュー A|対象学年 小学校1年生・2年生(低学年)
■メニュー B|対象学年 小学校3年生・4年生(中学年)
■メニュー C|対象学年 小学校5年生・6年生(高学年)
■メニュー D|対象学年 中学校1年生・2年生・3年生
■メニュー E|対象学年 高等学校1年生・2年生・3年生
青森市内の大学で学んでいるアジアからの留学生と、経験豊富な日本人コーディネーターを派遣し、青森市内の小学校・中学校・高等学校で異文化理解講座を開催します。
【派遣受付】
2015年6月1日~
【派遣実施期間】
2015年6月1日~2016年1月31日
【お問合せ】
青森中央学院大学 国際交流センター
担当 金川(かながわ)
TEL 017-728-0131 FAX 017-738-8333
Eメール international@aomoricgu.ac.jp
【お申込み方法】
電話・FAX・Eメール
➣主催:青森中央学院大学
➣協力:市民による国際協力実行委員会(AICC)/独立行政法人国際協力機構(JICA)東北支部
■メニュー A|対象学年 小学校1年生・2年生(低学年)
講座の目的
・具体的な活動や体験を通して、自分と身近な人々、社会及び自然とのかかわりに関心をもち、自分自身や自分の生活について考えさせるとともに、その過程において生活上必要な習慣や技能を身に付けさせ、自立への基礎を養う。
・外国人との直接な交流を通して、異文化や言語に触れることにより、子供たちの国際感覚を磨く。
・外国人と触れ合うことより、コミュニケーションへの関心及び意欲を育成する機会を持つ。
関連教科 テーマ |
方法・内容 | 備考 |
メニュー 【A-1】 生活科 「世界と仲良し ~いっしょにあそぼう!~」 |
①自己紹介(5分) 名前→初めて聞く音だね。 ちょっとだけ遠くからのお客さんだね ②遊び(30分) 留学生が小さいころ遊んだ遊びを紹介して一緒に遊んでみる ③国の名前バスケット(10分) 日本 ベトナム タイ マレーシアなどをキーワードに「フルーツバスケット(椅子取りゲーム)」で遊ぶ。 遊びながら児童にゲストの国の名前の振り返りをする。 |
・各教室使用 ・学年合同で体育館にて行うことも可能。 (最後に「フルーツバスケット」ではなく、「ハンカチ落とし」「だるまさんが転んだ」「はないちもんめ」など日本のあそびで遊ぶ。) |
メニュー 【A-2】 生活科 「のぞいてみよう、アジアの国」 |
①留学生紹介(1または2カ国)(5分) ②留学生の国の文化紹介(25分) 国旗、お金、時差、季節、行事、食べ物、子どもの遊びなど、日本と似ている点、違っている点などに焦点をあてる。 ③ゲーム:フルーツバスケット(10分) その日習ったキーワード(食べ物やスポーツなど)を題材として。 ④まとめ(5分) 質問・感想発表 |
・各教室 ・世界地図 ・PC ・プロジェクター ・スクリーン |
■メニュー B|対象学年 小学校3年生・4年生(中学年)
講座の目的
・地域や我が国の歴史や文化、伝統を理解し、これを尊重しようとするとともに、異なる文化や習慣をもった人々と交流し、共に生きていくための資質や能力を身に付ける。
・興味を持った国について自分で調べる意欲を養う。
・外国人と触れ合うことより、コミュニケーションへの関心及び意欲を育成する機会を持つ。
関連教科 テーマ |
方法・内容 | 備考 |
メニュー 【B-1】 総合的な学習の時間 「あいさつしてみよう!世界のいろんな国」 |
①導入(5分) ②グループ分け(5分) ランダムに配る挨拶カードをみて、「こんにちは」とその国の言葉で話しながら、自分と同じ国の友達を見つける。 ③ゲスト紹介(5分) ④グループワーク(15分) グループに分かれて留学生から国の紹介を聞く、質疑応答、挨拶の練習(こんにちは。ありがとう。さようなら) ⑤挨拶してみよう!(10分) 友達と挨拶しながら国旗シールの交換。 ⑥まとめ・感想発表(5分) |
・学年合同で体育館を使用。 ・「挨拶カード」は各国の言葉で「こんにちは」「ありがとう」「さようなら」を記載した名刺サイズのもの。 ・児童には自分の国の国旗シールを5枚ほど配る。違う国の友達と自分の国の言葉で挨拶をしながらシールを交換し、いろいろな国のシールを集める。 |
メニュー 【B-2】 総合的な学習の時間 「あいさつしてみよう!世界のいろんな国」 |
(上記内容を各教室で行う場合) ①自己紹介と国の紹介(30分:10分X3カ国) (国旗、挨拶、学校の様子など) ②国旗交換ゲーム(10分) ③まとめ・感想発表(5分) |
・各教室使用。 ・以下上記と同様に行う。 |
メニュー 【B-3】 国語 「世界と日本のことわざを学ぼう!」 |
①導入(5分) ②留学生による各国のことわざ発表 例)3分 × 4人=12分 ③児童による「日本のことわざクイズ」 例)8班 × 3分=24分 ゲストティーチャーは回答する。 ④まとめ・感想発表(4分) |
・各教室使用。 ・児童による日本のことわざクイズ(クイズ形式やジェスチャーなど)の準備 ・黒板 |
メニュー 【B-4】 社会 「世界ではどうなっているのかな?」 (食べ物、ゴミのリサイクル、水事情など) |
①導入(5分) ②留学生の国の紹介(12分) 食べ物やゴミのリサイクル、水事情について) ③児童による質問(24分) 調べ学習した国のグループごとに分かれて、話をきいたり質問したりする。 ④まとめ・感想発表(4分) |
・各教室使用 ・児童はあらかじめ調べ学習で留学生への質問を考える。 |
■メニュー Ⅽ|対象学年 小学校5年生・6年生(高学年)
講座の目的
(お米学習1・2)
・高学年は地理的意識が広がり、国際的な視野からものごとを考えることができる。そこで、異なる文化
をもつ人や自国と違う文化を理解する内容、自国の固有の文化のよさを自覚できる内容、日本と外国が
様々な面でつながり合っていることをまなぶこと目的とする。
・お米を使った料理を実際に作ることにより、お米を通して食文化に触れる。
(外国語活動)
・音声を中心に外国語に慣れ親しませるゲームや活動を通じて、言語や文化について体験的に理解を深め
るとともに、積極的に外国人とコミュニケーションを図ろうとする態度を育成する。
(世界の平和)
・留学生の国における子供に関わる問題(治安、教育、児童労働など)、また元青年海外協力隊の方から
シリアの子供たちが置かれている状況(内戦、難民としての生活)などを聞き、日本の子供たちの状況
と比較することができる。
・各国の問題を知ることで、平和の大切さに気づき、自分たちの生活を見直すきっかけづくりを目指す。
・外国人と意見交換することで、コミュニケーションへの関心及び意欲を育成する機会をもつ。
関連教科 テーマ |
方法・内容 | 備考 |
メニュー 【C-1】 総合的な学習の時間 (または社会) 「お米を通して世界が見える」 |
①自己紹介(30分:10分X3カ国) パワーポイントを用いて、国の地理的な特徴、気候、どんなお米を食べているか(インディアカ米など、サンプルを見ながら学習)、代表的なお米を使った料理(写真)を紹介。 ②質問(15分) あらかじめ質問を用意して、児童から留学生に質問する(テーマは先生方と相談して設定) |
・世界のお米のサンプル (こちらで用意) ・世界地図 ・PC ・プロジェクター ・スクリーン |
メニュー 【C-2】 総合的な学習の時間 「お米を通して食文化を考える」 |
①導入(5分) ②お米を炊く ③材料を混ぜる(30分:10分×3か国) あらかじめ野菜を切るなどして下準備をしておく ④お米が炊き上げるまで留学生の国の紹介をする (45分:15分×3か国) ⑤質問など(10分) |
・調理実習室使用 ・3・4時間目を利用 ・世界のお米サンプル (こちらで用意します) ・世界地図 ・お米を使ったシンプルで簡単な料理 ・調理室に学年全体が集まり、留学生は師範台で料理を披露する。 ・3・4時間目を使いお料理は給食と一緒に食べる ・食材は学校で準備をしていただく |
メニュー 【C-3】 外国語活動 「What subject do you like?」 |
①英語で挨拶(2分) ②ウォーミングアップ(3分) じゃんけんゲームを留学生も交えて行う。 アイスブレーキング。 ③導入(10分) 留学生の国で学ぶ教科、留学生の好きな教科など、日本と似ている教科、違う教科に注目。 ④練習(10分) What subject do you like? I like ~を練習(全体で→ペアで) ⑤ゲーム(10分) リレーゲーム:上記フレーズを使いながら、班ごとにリレー。 ⑥主活動(5分) 人気教科ランキング:友達の好きな教科を英語で質問して、できるだけたくさんの人を調査する。 ⑦発表(3分) クラスで人気の高い教科は何か発表する。 ⑧感想(2分) |
・各教室を使用。 ・じゃんけんゲームで使用す るおはじき(こちらで用意) ・教科のカード(学校でHi!Friendsの教材を用意していただく)。 ・調査票(こちらで用意) |
メニュー 【C-4】 総合的な学習の時間 「世界の平和について考える」 |
①導入(5分) ②留学生の国の紹介(5分) ・子供の置かれている状況、治安、教育、児童労働など ③シリアの紹介(5分) ④児童から質問タイム(25分) ⑤まとめ、感想(5分) |
・世界地図 ・PC ・プロジェクター ・スクリーン |
■メニュー D|対象学年 中学校1年生・2年生・3年生
講座の目的
・自国の文化や異文化に安心を持ち共生の観点から相互に理解、協力することを学ぶ。国際社会の一員としてのグローバルな態度を培う。
関連教科 テーマ |
方法・内容 | 備考 |
メニュー 【D-1】 総合的な学習の時間 「地球規模問題をみんなで解決!」 |
・国際社会の課題(例えば地球温暖化、水、教育、難民問題など)を1つ決め、生徒の1人にファシリティターになってもらい留学生とディスカッションする。 | ・各教室使用 |
メニュー 【D-2】 総合的な学習の時間 「世界の平和について考える」 |
①導入(5分) ②留学生の国の紹介(12分) 子供の置かれている状況、治安、教育、児童労働など ③シリアの紹介(5分) ④生徒から質問タイム(24分) ⑤まとめ、感想(4分) |
・各教室使用 ・世界地図 ・PC ・プロジェクター ・スクリーン |
メニュー 【D-3】 総合的な学習の時間 「キャリア教育」 |
海外での仕事 ①留学生が自分の国の仕事について説明する(15分:5分×3か国) ②質疑応答(10分) ③留学するということについての準備や語学学習の仕方などを紹介する(15分:5分×3か国) ④質疑応答(10分) |
・各教室使用 ・PC ・プロジェクター ・スクリーン |
■メニュー E|対象学年 高等学校1年生・2年生・3年生
講座の目的
・留学生に、青森の感想や生活習慣をインタビューし、世界の国々と比較しグローバルの視野から、地域
の観光産業、多文化共生を考察する機会を持つ
・留学生と意見交換し、地域の活性化につながるアイディアを発掘する。
・日本と世界の国々を比較し、世界の平和について考察する機会を持つ。
・各国の抱える問題に自分たちは何ができるか考察する機会を持つ。
関連教科 テーマ |
方法・内容 | 備考 |
メニュー 【E-1】 人づくり推進授業 「地域に貢献するグローカル人材とは」 |
*あらかじめテーマを決める 1. 観光 2. 多文化共生 ①日本人高校生5~6人対して留学生が1人のグループを作り、日本人高校生が留学生にインタビューして(英語で行うことも可能)、考察する。(30分) ②話し合った内容を発表する。(15分) ③留学生もディスカッションについて意見をまとめ発表する。(5分) |
・各教室使用 |
メニュー 【E-2】 総合的な学習の時間 「世界の平和について考える」 |
①導入(5分) ②留学生の国の紹介(12分) 子供の置かれている状況、治安、教育、児童労働など ③シリアの紹介(5分) ④生徒から質問タイム(24分) ⑤まとめ、感想(4分) |
・各教室使用 ・PC ・プロジェクター ・スクリーン |