平成28年9月4日、青森中央学院大学2号館において、青森中央学院大学と独立行政法人日本学術振興会(JSPS)の主催で「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~」が開催されました。
「ひらめき☆ときめきサイエンス」とは、大学で「科研費」により行われている最先端の研究成果に、若い世代に直に触れていただき、科学のおもしろさを感じてもらおうという試みです。
本学では、看護学部の北原かな子教授が代表を務める科研費研究をもとに、「音楽で学ぶ青森の近代―幕末明治の音楽を体験しよう―」とのテーマで実施され、青森市内の高校生23名が参加しました。
講座では、江戸時代の武士たちの演奏や、明治時代の元武士たちの音楽に関する活動について学ぶとともに、日頃接する機会の少ない楽器「琴(きん)」や「筝(そう)」を実際に演奏したり、明治時代の音楽教科書の歌を合唱したりするなど、江戸時代から明治時代にかけた音や音楽の変化を感じ、青森県近代の文化史を学びました。
受講生の高校生皆さんの積極的な参加で、学問の楽しさを身近に感じてもらうことができ、楽しいひとときを過ごしました。
最後に、受講生全員に修了証書「未来博士号」が北原教授から授与されました。
今回の「音の響きで歴史を学ぶ」プログラムを通じて、高校生皆さんに“ひらめき”“ときめく”心の豊かさと知的創造性を育んでもらうきっかけとなっていただけたら幸いです。
参加してくださった高校生の皆さま、引率の皆さま、実施にあたり協力してくださった関係者皆さまに心からお礼申し上げます。
大学で「科研費」(KAKENHI)により行われている最先端の研究成果に、直に見る、聞く、触れることで、科学のおもしろさを感じてもらうプログラムです。
今年度、本学では、下記のプログラムを開催します。
内容
江戸時代の弘前藩では、サムライたちの中に楽器を演奏する人々がいました。彼らが奏でた「琴」の音はどのようなものだったのか、演奏を聴いてみましょう。それから実際に楽器に触れてみて、どのような感じで音が出るのか、自分たちで確かめてみましょう。
明治時代の津軽では、アメリカ人宣教師がサムライの子供たちに讃美歌を教えました。明治9年には、青森に巡幸した天皇陛下の前で、生徒たちが歌を歌います。天皇を驚かせた彼らの歌とは、どんなものだったのか、実際に自分たちで歌ってみましょう。
この講座では、実際に歌や楽器を演奏しながら、江戸時代から明治時代にかけた音や音楽の変化を感じるとともに、その背景にあった青森県近代の文化史を学びます。すなわち「音の響きで歴史を学ぶ」体験です。大学の研究室で一緒に音楽を楽しみながら、青森の歴史を考えてみませんか。
開催日・場所
平成28年9月4日(日)10:00~15:40
青森中央学院大学 2号館
〒030-0132 青森市横内字神田12番
対象
中学生・高校生 20名
スケジュール
09:40-10:00 | 受付(青森中央学院大学 2号館入り口集合) |
10:00-10:20 | 開校式(挨拶、オリエンテーション、科研費の説明) |
10:20-11:00 | 講義1「サムライが学んだ中国の音楽」~思想を理解するための楽器・琴~ |
11:15-12:00 | 演奏体験1 琴と箏を演奏してみよう |
12:00-13:00 | 昼食・休憩(青森中央学院大学 2号館) |
13:00-13:40 | 講義2「津軽の文明開化と音楽」~明治天皇を驚かせた青森での男声合唱~ |
13:50-14:30 | 演奏体験2 唱歌と讃美歌を歌ってみよう |
14:40-15:10 | クッキータイム・ディスカッション |
15:20-15:40 | 修了式(アンケート記入・未来博士号授与) |
15:40 | 終了・解散 |
持ち物
筆記用具
実施代表者
青森中央学院大学 看護学部 教授 北原 かな子
歌が好きな人、楽器を弾きたい人、歴史が好きな人、大歓迎!音楽がちょっと苦手な人、学校の歴史が苦手な人も、Big Welcome!です |
申込締切日
平成28年8月5日(金) ※定員に達しましたので受付を終了しました。
定員を超えた場合は、申込締切日後に抽選を行い、メールにて全員にご連絡します。
※個人情報は、本プログラム受講申込目的に使用いたします。それ以外の目的への使用及び第三者への開示・提供は一切いたしません。
詳細
お問い合わせ
青森中央学院大学 事務局(研究支援・地域連携課)
TEL:017-728-0131(代)