TOPICS

【特別講演】青森中央学院大学開学20周年記念 国際歴史シンポジウム 「グローバル化の中の東北と近代移行期の「音」文化」を開催しました

平成30年7月21日は、シンポジウム「グローバル化の中の東北」をを学術交流会館にて開催しました。
基調講演に、米国ハーバード大学から世界的に著名なデビット・ハウエル教授をお迎えしました。

デビット・ハウエル教授から「津軽海峡から世界へ」をテーマとして中世の十三湊を中心として北東北・北海道の海外との交流についてお話をしていただきました。一般県民だけではなく、東京や京都、奈良など広い範囲からも参加者があり、320名あまりの方々がハウエル教授のお話に聴き入りました。

また、ハウエル教授のお話に続き、京都市立芸術大学の武内恵美子准教授に古琴(こきん)の演奏をしていただきました。曲目は、「流水」「陽関三畳」「伊勢海」です。「陽関三畳」は弘前藩の資料に残る古曲、「伊勢海」は会津藩にゆかりある曲で、近世東北で演奏されていた曲を聴かせていただきました。

7月22日には「近代移行期の「音」文化」をテーマに研究報告と討論を行いました。座長は筑波大学名誉教授の浪川健治先生、コメンテーターに同じく筑波大学名誉教授の古家信平先生です。
これは日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(B)「近代移行期における「音」と「音楽」-グローバル化する地域文化の連続と変容- 」研究代表 北原かな子 課題番号15H03232 成果報告として開催しました。

報告1は帝京大学准教授の山下須美礼さんで、「東北のハリストス正教と音楽」です。

報告2は熊本大学准教授の鈴木啓孝さんで、「士族の近代と東北」です。

報告3は京都市立芸術大学准教授の武内恵美子さんで「弘前藩と音楽」です。

2日間に渡るシンポジウムの最後のプログラムは、「グローバル化の中の東北と文化を考える」総合討論が行われました。この総合討論は、前日のハウエル教授の講演に続き、東北とグローバル化の問題を近代・近世・民俗の視点から議論するもので、東北研究を専門とする河西英通広島大学大学院教授をディスカッサントに迎え、シンポジウム発表者および国立歴史民俗博物館基幹共同研究「学知と教育から見直す近代日本の歴史像(研究代表樋口雄彦)」メンバーとの共同で行われました。歴博共同研究メンバーからは、木村直也立教大学特任教授、谷本晃久北海道大学教授がディスカッサントとして参加しました。

2日間にわたり、充実した議論が行われました。
多くの方にご来場いただきありがとうございました

前のページに戻る